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技術の制約を受けることなく、自らの成長とやりがいを感じながら、製造業のDX化に取り組む「ものづくり」

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中学1年生から露天市やオンラインでの物販を経験

アマテラス:

まず、内藤さんの生い立ちからお伺いします。現在に繋がる原体験のようなものがあれば教えてください。

株式会社コズム 取締役CTO 内藤幹太氏(以下敬称略):

私は、埼玉県草加市の出身で、生まれてすぐ家族とともに、東京の北千住へと引っ越ししました。高等専門学校に進学するまで北千住に住んでいたのですが、中学1年生のときに初めて秋葉原に行ったことで、大きな転機が起こりました。

小学生の頃から本を読むのが好きだった私は、当時アニメにも熱中していました。アニメグッズにも興味があったのですが、中学生のお小遣いではハードルが高く、諦めていたところで出くわしたのが秋葉原の露天市です。

その露天市では、様々なアニメグッズがお手頃価格で販売されていました。当時の私はインターネット少年でもあったので、グッズを買わないもののネットオークションの相場をある程度理解していました。

「なぜ、こんなに値段の差があるのだろうか」と疑問に思った私は、思い切って露天でグッズを買い、ネットオークションに出品してみました。すると、1品どころか、2品3品と売れていったため、本格的に取り組むことにしました。

相場の価格やトレンドを調べて、適切なアイテムを仕入れ、ネットオークションや露天市で販売する。この一連の作業を繰り返すことで、12歳にしては驚くほどの売上を出せるようになりました。

12歳からプログラミングを独学で学び、エンジニアの道へ

内藤幹太:

私がエンジニアへの道を歩み始めたのも、実は中学時代の物販事業がきっかけでした。順調に売上が増えたことで、当時の私は、お客様への発送管理や物品を送付する際の送り状番号の手動入力を負担に感じていました。

業務の手間を減らすために、自動化できるようなシステムを導入したい。しかし、お客様のステータス管理と送り状の発行を紐づけできる適切なツールは見つかりませんでした。「それなら、自分で作ればいい」と思い立ちました。

そこからPHP5というプログラミング言語を独学で学び、見様見真似で作ったアプリケーションが、私の最初の作品です。今振り返ってみると、認証方式やデータの送信方法など改善すべき点は多々ありましたが、エンジニアとして記念すべき第一歩であったことは間違いありません。

そこからは、システムづくりにのめり込む日々でした。寝る間も惜しんで、システムの改修や新機能の開発に取り組むようになりました。その甲斐あってどんどんスキルアップしていき、次の年にはB2Bの企業間取引プラットフォームの構築までこなせるようになりました。

その後、AIベンチャーに参画したり、Web3ベンチャーの取締役COOに就任したりといった経緯を経て、コズムに参画したわけですが、軸にはいつもエンジニアとしての経験や「ものづくりが好き」という原動力があったように思います。

未知の分野にも興味を持ち、7社の事業を幅広く経験

アマテラス:

内藤さんはコズム社に参画する前、自分でも会社を経営しながら7️社の事業に携わり、幅広い業界経験を積んでこられたと伺っています。どういったお仕事をされていたのか、具体的に教えて頂けますか。

内藤幹太:

私が経営していた開発会社では、SESやモバイルアプリの開発と、暗号通貨関連のビジネスをしていました。その他、国際海運業の会社でコンテナ単位の仕入れや輸送代行なども手掛けていました。

その他、他社の案件では、物流の現場を経験したり、スーパーマーケットの物流システムを開発したり、在庫管理システムのアルゴリズムを考案したり、といった仕事を経験させてもらいました。総じて、物流や製造業関係のお客様が多かったです。

もともと私は高等専門学校の出身なので、ロボットや機械を扱った経験があり、しかもプログラミングも独自に磨いてきたことで、ソフトウェアとハードウェア両方の知見から対応できる点をお客様には評価いただいたのだと思います。

未知の分野であっても、機会があれば興味を持って挑んでいくようにしていたので、結果的に営業力だけに依存することなく事業の売上を増やせましたし、自分の幅も広げることができました。

 

コズムCEO橋本氏の人間性に惹かれ、共同創業を決意

アマテラス:

内藤さんは、立ち上げ段階からコズム社に参画されていますが、どういった経緯でCTO就任を決断されたのでしょうか。

内藤幹太:

当社代表取締役社長の橋本優希と私が出会ったのは、ブロックチェーンを扱うベンチャー企業でのことでした。当時、インターンとして入社してきた橋本の直属の上司が私だったのです。一緒に作業を進める中で意気投合し、プライベートでも付き合う仲になりました。

そんな折に、彼がインターンを辞めて、自分の会社を立ち上げようとしていると聞きました。私もちょうどその時、方向性の違いから、会社を辞める予定で次を考えていたタイミングだったので、橋本から熱心に誘ってもらえた事を機に、共同創業という形でコズムへの参画を決めた次第です。

私は自分で事業を興すこともできますし、新たに会社を立ち上げることもできます。それでもなぜコズムに決めたのか。その理由はやっぱり、橋本の人間性による部分が大きいと思います。

彼はキャッチアップのスピードが早く、何事も一生懸命です。また、声掛け一つで人をやる気にさせるリーダーシップにも長けていると感じました。橋本ともっと一緒に働いてみたい。彼とならきっと会社を大きくしていける。そんな期待がありました。

大きな責任と裁量のもと「ものづくり」で更なる挑戦へ

アマテラス:

コズム社の事業内容や方針について、内藤さんが参画前から感じておられた魅力があれば教えてください。

内藤幹太:

橋本がコズムで作りたいと考えていたものが、私の方向性と一致していたのも、参画を決める大きな要因でした。彼とはずっとブロックチェーンの仕事をしていたので、最初はブロックチェーンの仮想通貨の取引所を作ろうという話で盛り上がりました。

当時クリエイター事業はまだ出来上がっていなかったものの、DX関係の事業は結構やっていましたし、SESや受託の経験も積んできていました。一緒につくりたいものを作って、どんどん売上を増やしていけそうな未来に胸が躍りました。

あとは、タイミングがよかったと思います。共同創業という形で立ち上げ期から入れば、自分の責任も裁量も大きく、これまでに培った知見やスキルを最大限に活かせるだろうと考えました。

今(2024年5月段階)のコズムであれば、まだ組織規模が小さい分、大きな裁量を持ちやすい環境にあるので、私と同じように自らの知見やスキルを活かして大きなことにチャレンジしたい方や成長を求める方なら、きっとワクワクできると思います。

コズム社オフィスにて、CEO橋本氏(右)とCTO内藤氏(左)

技術の制約がない「ものづくり」で課題解決できる魅力

アマテラス:

コズム社に2024年の今(現在5月)、参画するメリットについて、より詳しく教えていただけますか。

内藤幹太:

コズムの強みは、代表取締役社長の橋本のバックグラウンドを活かした製造業への知見と課題解決に向けた提案力です。大手企業からの依頼やご紹介も多いため、活躍できるフィールドが大きく、成長できるチャンスも無数にあると思います。

また、当社のメインはソフトウェアですが、ハードウェアも扱えるので、技術的な制約を受けることなく、お客様の課題解決に取り組めます。扱える技術の幅が広いので、「ものづくりが好き」なエンジニアには、間違いなくオススメできます。

CEOやCTOといったCxOクラスの人と話すと、企業のカラーがわかりやすいので、コズムに少しでも興味を持ってくださった方はまず、橋本や私と話してみていただけたらうれしいです。

創業メンバーを見極める際に、「その事業を好きでやってるかどうか」は大きなポイントだと思います。本望ではないビジネスを展開している会社だと、事業のことを経営陣に語らせても、表情や口調が楽しそうに見えないことが多いです。逆を言えば、自分がやってる事業を楽しそうに話す経営者や創業メンバーがいる会社は、いい会社だと思います。

あとは、成長が期待できるかどうかでしょうか。エンジニア職であれば、シニアクラスの方なら裁量があるかどうか、ジュニアクラスなら、技術的に優れた人がいるかが一つの基準になると思います。どちらにしてもコズムなら外れはないですね(笑)

前例がない仕事もチームで取り組み、成長できる環境

アマテラス:

最後に、コズム社の今後の展望についてお聞かせください。

内藤幹太:

コズムはこれから伸びていく会社です。2024年時点でまだメンバー数が40人程度なので、一緒に成長していけるタイミングだと思います。代表取締役社長の橋本がしっかり売上を作ってくれているので、私は強みとする技術分野に全力を注ぎつつ、技術開発・プロダクト開発等に取り組んでいきます。

お客様のクリティカルな課題を拾い上げながら、使える技術を駆使し、ともに解決していくのがコズムの得意技です。実際にお客様の現場に入り、システムを動かし、最後には感謝いただけるので、都度やりがいが感じられるかと思います。

最近で言えば、IoT周りのお仕事させていただく中で、メンバー全員でディスカッションを重ね、1ヶ月かけて、前例にないシステムを作りあげたのですが、ものすごく達成感がありましたし、自身とチームの成長を味わえました。

こういった成長体験を求めているエンジニアや過去に例のないような課題解決に挑戦したい方からすると、コズムは最高の環境だと思います。私達といっしょにキャリアを成長させながら、ともに社会にインパクトを与える「日本を代表する企業」を目指しましょう。

アマテラス:

本日は貴重なお話をありがとうございました。

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